クラウド会計ソフト導入後は税理士の監査を依頼しよう

クラウド会計ソフトを導入したからといって、全ての税務処理がミスなくこなせるというわけではありません。
近年のクラウド会計ソフトは進化がめざましく有用な機能が充実しており、確かに業務効率は格段に上がります。
しかし、それでも顧問税理士による監査は必要不可欠といえるでしょう。

何故税理士による監査が必要か

クラウド会計ソフトには自動仕訳の機能があります。
経費等の勘定科目をAIの判断で仕訳してくれるので、それだけでも記帳・書類作成の手間が大幅に削減できるでしょう。

しかし税務の知識を持たない人だと、そもそも仕訳された勘定科目が適正であるか判断できません。
クラウド会計ソフトの自動仕訳機能も完全無欠ではないのです。

万が一ソフト任せにしてしまったばかりに不適切な仕訳で処理・申告してしまった場合には、税務調査の際に指摘を受ける可能性が高くなります。

そういったトラブル・ミスを未然に防ぐためにも、クラウド会計ソフトを適正に扱える税理士に監査してもらうことは非常に重要なのです。

税理士事務所からのサポート体制

最近はZoom等のWeb会議ツールを使用したリモート面談に対応した税理士が増えています。
そのため、わざわざ税理士事務所まで足を運ばなくても、現場でパソコンやタブレット等を用いて税務に関する様々な相談や指導を受けることが可能です。

Web会議ツールでは画面共有機能もあるので、税理士とクラウド会計ソフトの画面を共有しながら不適切な入力をチェックしたり、ソフトの使い方をレクチャーしたりしてもらうことができるのです。

このようなリモート対応は通常の顧問料よりも安い費用で対応してくれる場合もあるので、是非一度調べてみてくださいね。